
ユニット3台、PCS出力 2.0MWで構成される
(画像出典:丸紅新電力)
丸紅は11月18日、完全子会社の北広島系統用蓄電池を通じて2MW/8MWhの「三峰川伊那蓄電所」(長野県伊那市)の運転を10月に開始したと発表した。
電力は調整力として卸電力市場、需給調整市場、容量市場に供出される。丸紅グループで電力小売を展開する丸紅新電力は、独自に開発したアルゴリズムをもとに同蓄電所の運用業務を行う。
三峰川伊那蓄電所はパワーエックス製のリチウムイオン電池と九州電力グループのニシム電子のEMS(エネルギー・マネジメント・システム)である「TAMERBAクラウド」で構成され、系統アクセス手続きから建設工事、運用後20年間の保守までを高圧パッケージとして提供。EPC(設計・調達・建設)はニシム電子が担当した。
丸紅グループは丸紅新電力を通じてこのほかにも、北海道北広島市で25MW/104MWhの系統用蓄電所の開発を始めており、2025年度に運転開始を予定している。
お詫び (2025年7月28日): 「三峰川伊那蓄電所」は丸紅が同社子会社を通じて開発した案件であり、丸紅新電力は運用業務を受託しています。訂正してお詫び申し上げます。