丸紅と九電みらいエナジー、奄美大島で蓄電池併設太陽光を2030年度までに計10MW開発へ

2024年12月15日
奄美大島で稼働中の屋根置き型太陽光発電所
(画像:丸紅)

丸紅九電みらいエナジーは、奄美大島で再エネの主電源化を目指すための合弁会社「奄美やねでんソーラー合同会社」を設立し、2030年度までに島内で約10MWの太陽光発電所の導入を目指すことを発表した。

蓄電池を併設した屋根置き型太陽光発電所を開発し、PPAにより売電を行うという。今年度中に同社を設立し、来年度からの事業開始を予定している。

同事業の開始に先駆けて、丸紅は2022年から奄美大島において再エネと蓄電池を活用した事業の実証を行っていた。同島の電力供給は主に火力発電に依存しており、限られた電力系統で運用している島内で、天候に左右されやすい太陽光や風力を導入することで電力需給が不安定になりかねない懸念があったためである。蓄電池の活用で需給調整が可能であることが実証され、丸紅は2023年10月より本格的に事業を開始した。

九州電力送配電によると2024年9月末時点で、11.36MWの太陽光と1.99MWの風力発電設備が奄美大島の系統に接続されている。

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