
三菱倉庫は10月22日、JERAの完全子会社であるJERA Crossと、8MWの太陽光バーチャルPPAを締結したと発表した。また同日、両社は同社グループの脱炭素目標達成に向けたさらなる連携の可能性を検討する基本合意書も締結した。
契約に基づき、JERA Crossがアグリゲーターとして太陽光由来の非化石証書を三菱倉庫に供給し、発電した電力は卸電力市場を通じて取引する。三菱倉庫は引き続き既存の小売電気事業者から電力を調達し、関東エリアの拠点における電力消費を非化石証書によって実質的に再エネ化する。なお、発電所の所有者や運転開始時期は明らかにされていない。
三菱倉庫グループでは、2024年度の電力消費量約140GWhのうち、約40GWhを再エネで賄っており、2022年度の約10GWhから大幅に増加した。同社は複数拠点で屋上設置型太陽光を導入しており、2025年9月には関西電力と1MW規模のフィジカルオフサイトPPAを締結、同社初のPPAとして公表している。さらに「統合報告書2025」で、2030年度までに省エネ投資や太陽光発電設備の追加導入、PPAなどに合計190億円を投資する計画を掲げている。
JERA Crossは、企業の脱炭素化支援に取り組んでいる。これまでにヤマトホールディングスと連携し、再エネの開発・調達事業の立ち上げや運営を支援したほか、良品計画と協業し、同社とJERAが出資比率80:20で設立したSPC(特別目的会社)が開発する太陽光発電所の出力に対して、アグリゲーターとしての役割を担っている。