
再エネファンドである(画像出典:三井不動産)
10月3日、三井住友信託銀行と大阪ガスは国内年金基金向けの再エネファンド「SuMi TRUST 再生可能エネルギー・ブラウン2号」を組成したと発表した。組成総額は、約83億円である。
同ファンドの投資先は、固定価格買取制度 (FIT)やフィード・イン・プレミアム (FIP) の太陽光発電所を中心に行うが、非FIT/非FIPの太陽光発電所および太陽光発電併設型蓄電所も対象とする。
三井住友信託銀行はファンド運用に関する知見を活かす一方で、大阪ガスは、投資対象の再エネ電源の選定や運営に関する知見を提供する。また、大阪ガスは小売電気事業者として、ファンドで選定した非FIT電源から発電される電力を買い取り、再エネニーズの高い需要家への供給を目指す。また、同ファンドの運用期間終了後、投資先の再エネ電源を大阪ガスが取得するという。
同ファンドは、三井住友信託銀行が2018年4月に組成した、国内のFIT太陽光発電所を投資対象とする約150億円の資産を運用する「SuMi TRUST Renewable Energy Brown 1号」に続く商品である。