
燃料貯蔵サイロを新設した(画像:北陸電力)
北陸電力は4月21日、「七尾大田火力発電所」2号機(出力:700MW)において、木質バイオマスの混焼比率を同日より1%から15%に引き上げ、発電を開始したことを発表した。
石炭火力発電所として稼働している同発電所では、2010年9月より燃料の一部に木質バイオマスを使用しており、混焼比率の拡大に向けて、燃料貯蔵サイロの建設や発電設備の改造工事を実施してきた。
今回の取り組みにより、木質バイオマスによる年間発電量は、約17GWhから750GWhへと大幅に増加する見込みだ。なお、バイオマス由来の発電量は、FIT(固定価格買取制度)により売電するという。
七尾大田火力発電所では、1995年に1号機(出力:500MW)、1998年に2号機がそれぞれ稼働した。なお、1号機は現在もすべて石炭を燃料に発電している。
北陸電力はCO2排出量削減の取り組みの一環として、2025年2月には「富山新港火力発電所」におけるLNG火力発電所2号機(出力:600MW)の建設計画を発表し、環境影響評価手続きを開始した。LNG2号機が稼働すれば、同社最大規模のLNG発電所となる見通しである。
また、敦賀火力発電所2号機(出力:700MW)でも木質バイオマス混焼比率も1%から15%に引き上げて運転を開始するなど、北陸電力は保有電源の脱炭素化に向けての取り組みを加速している。