
レノバは12月1日、島根県安来市の「安来蓄電所」(出力:2MW)に関して、11月28日付けで投資を行うことを決定したと発表した。
同社は本事業について、蓄電所の運営戦略の立案・実施機能を内製化し、運用に関するノウハウを確立することで、市場での競争力を高めることが主な目的だとしている。これにより、2025年度に着工を目指し、2029年度と2030年度にそれぞれ運転開始を予定している2件の蓄電所(出力:90MW、100MW)およびその他の開発事業の長期的な収益最大化を進めていく。
安来蓄電所は2026年1月に着工し、同年4月の運転開始を予定している。蓄電容量は明らかにされていないが、類似案件から約8MWhとみられる。設備の運用およびアグリゲーションはレノバが自社で担う。
レノバは、特別高圧の系統用蓄電所の開発に注力しており、出光興産が中心となって2025年10月に運転開始した兵庫県姫路市の「姫路蓄電所」(15MW/48MWh)に22%の出資をしている。また、2023年度長期脱炭素電源オークションで落札した蓄電所事業3件(合計出力:215MW)および東京ガスとトーリング契約を締結している北海道石狩市の「石狩蓄電所」(出力:30MW)も建設中である。
同社の2026年3月期第2四半期決算説明会資料によると、2025年度に着工を目指す2件の蓄電所を含め、特別高圧蓄電所の合計出力は450MWに達する見通しだ。2030年度時点には、年間110~120億円の売上高、75~85億円のEBITDA(利払い前、税引き前、減価償却・償却前利益)、40~50億円の営業利益を見込んでいる。