
稼働している(画像出典:ユーラスエナジーHD)
8月29日、国内最大の風力発電事業者であるユーラスエナジーホールディングス(ユーラスエナジーHD)の子会社であるユーラス三大明神風力は、福島県いわき市に連系容量34MWのユーラス三大明神ウインドファーム(陸上風力)の運転を開始した。
同発電所は、三大明神山を含む標高600 〜800 メートルの山々の尾根に沿ってベスタス社製の4.2MWのタービン9基が建設された(34MWに出力制御)。発電所の設計・調達・建設 (EPC) は鹿島建設が担当し、2021年9月に着工した。
発電する電力は、固定価格買取制度(FIT)により東北電力ネットワークが全量買い取り、ユーラス三大明神風力は22円/kWhで20年間売電する。
ユーラス三大明神ウインドファームは、同社にとって2010年12月に稼働したユーラス滝根小白井ウインドファーム(福島県田村市)と、2023年11月に稼働したユーラス田人ウインドファーム(福島県いわき市)に続き、福島県内では3件目の風力発電事業となる。
ユーラスエナジーHDは、かつては豊田通商と東京電力ホールディングスとの合弁会社(豊田通商60%、東京電力HD40%)であったが、2022年8月に豊田通商の完全子会社となった。