ユーラスエナジー、青森県の陸上風力2ヵ所のリプレース工事にGEベルノバ製のタービンを採用

2025年1月12日
リプレース前の両陸上風力発電所は、2023年に
営業運転を終了している(画像:GEベルノバ)

米ゼネラル・エレクトリックのエネルギー事業を担うGEベルノバは1月9日、ユーラスエナジーホールディングス(以下、「ユーラスエナジー」)が2023年に運転を終了した、青森県にある「ユーラス岩屋ウインドファーム」(出力:32.5MW)と「ユーラス尻労ウインドファーム」(出力:19.25MW)の陸上風力発電所のリプレース工事に向け、GEベルノバ製の風力タービン4.2MWを14基受注したと発表した。

このうち9基 (合計出力:37.8MW) は「ユーラス岩屋ウインドファーム」へ、残りの5基(合計出力:21.0MW)は「ユーラス尻労ウインドファーム」に導入されるという。系統容量に制約があることから、両発電所は以前と同じ発電出力を維持し、2028年に運転を再開する予定である。

「ユーラス岩屋ウインドファーム」は2001年11月に運転を開始し、シーメンス製の風力タービン1.3MWを25基導入していた。また、「ユーラス尻労ウインドファーム」は2003年10月に運転を開始し、ベスタス製のタービン1.75MWを11基導入していた。いずれも2023年3月に設備の老朽化により営業運転を終了した。

豊田通商を親会社に持つユーラスエナジーは、日本国内で46件の陸上風力発電所(合計出力1.07GW)を有している、風力発電事業の国内最大手である。2025年4月には、豊田通商の完全子会社で太陽光発電事業を手掛けるテラスエナジーと経営統合し、ユーラスエナジーを存続会社とすることを発表している。

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