
(画像:プロスパーシーズ)
再エネプラント建設事業を手掛けるプロスパーシーズが、新潟県小千谷市で特別高圧蓄電所2ヵ所の開発に着手すると、日本経済新聞(10月14日付)が報じた。
同社はまず、小千谷市山谷地区で用地を取得し、50MW/200MWhの蓄電所を建設する。蓄電池は中国の寧徳時代新能源科技(以下、「CATL」)製を採用し、2027年の運転開始を目指す。さらに、同市内の東北電力の変電所近くで、倍の規模の蓄電所(100MW/400MWh)の開発も計画している。
プロスパーシーズは、2012年のFIT制度開始を機に再エネ発電事業に参入し、太陽光、風力、バイオマス、小水力などの発電設備について、EPC(設計・調達・建設)からO&M(運用・保守)までを一貫して手掛けている。
同社が公表している建設画像によると、2025年5月に栃木県小山市で自社初の系統用蓄電所の建設を完了しており、CATL製の蓄電池とTAOKE ENERGY製の蓄電システムを採用している。今回の2件の開発は、これに続く案件となる。
CATLは日本国内で複数の企業と協業を進めており、2025年8月にはダイヘンが同社およびその国内正規代理店であるVOLT販売との間で、蓄電池の供給契約を締結した。また、TAOKE ENERGYやBison Brothers、CHC JapanもCATL製蓄電池を採用している。