
目指して、蓄電池案件ファンドにも取り組んでいる
フォーシーズHDは5月28日、不動産、データセンター、系統用蓄電所に特化したクラウドファンディングプラットフォームを運営するFUNDIと業務委託契約を締結したと発表した。
今後は、FUNDIが支援する蓄電所の開発案件に対し、ファイナンス実行に関するコンサルティングサービスを提供していく。
今回の契約は、FUNDIのプラットフォームを通じて資金調達を行うノビレッジが、蓄電所を建設する際に必要となる資金スキームや関連文書の作成支援をフォーシーズHDが担当する。また、フォーシーズHDは、蓄電所用地売買契約に関連する買い戻し債務について、保証人を務めることも明らかになった。
フォーシーズHDは、2025年2月に九州エリアの系統用蓄電所(2MW/8MWh)を取得する方針を示し、蓄電所事業に参入した。続いて、HOBE ENERGYと業務提携を締結し、2025年4月には群馬県前橋市の蓄電所(2MW/8MWh)を取得する計画を発表するなど、蓄電所事業の拡大に取り組んでいる。
一方、FUNDIも再エネ分野でのファンド展開を強化している。2025年2月にはグリーンエナジー&カンパニーとの戦略的な協業を発表し、長野県上田市の蓄電所開発に向けたファンドを発表。完工後は、蓄電所を売却する計画だ。また、KDDIエンジニアリングが施工する静岡県菊川市の蓄電所案件についても6月2日〜6月9日の募集期間中に約13.5億円の応募を集め、目標額の5.1億円を大きく上回ったことが明らかになっている。