
フォーシーズHDの子会社のファンタスティックフォー第1号(以下、「ファンタスティックフォー」)は3月28日、不二トラストから群馬県前橋市における系統用蓄電所(2MW/8MWh)向けの土地および系統連系の権利を取得し、蓄電所の開発に着手することを発表した。なお、運転開始時期や、買収額は公表していない。
ファンタスティックフォーは今後、関係会社と協業して同蓄電所の共同開発を進め、需給調整などの業務を担うアグリゲーターと契約を結び、蓄電所事業を展開していく方針だ。
化粧品卸事業を主軸とするフォーシーズHDは、2024年5月に太陽光発電事業に参入。同年6月には、関東エリアにおける太陽光発電所(出力:約3.3MW)の売買契約を発表した。さらに、2025年2月には系統用蓄電所事業への参入を発表し、同月には再エネ分野のコンサルティングを行うオークモントから、九州の蓄電所(2MW/8MWh)の系統連系の権利を取得した。その翌月には、蓄電池システムのインテグレーションサービスを提供するHOBE ENERGYとの業務提携も発表した。
フォーシーズHDは、年間24ヵ所の系統用蓄電所の開発を目標として掲げており、他社との連携を強化して再エネ事業の拡大を進めている。