
(画像:ヒューリック)
不動産大手のヒューリックは1月27日、同社初となる系統用蓄電所2ヵ所(各2MW/8MWh)を運転開始したと発表した。2029年までに、系統用蓄電所の開発を累計約250MWまで拡大する予定としている。
1ヵ所目である千葉県の「成田市駒井野蓄電所」は、2025年10月に運転を開始し、東芝エネルギーシステムズがアグリゲーションを担当している。2ヵ所目となる静岡県の「浜松市三ヶ日町蓄電所」は、2025年12月に運転開始し、ElectroRoute Japanがアグリゲーションを担っている。両蓄電所ともに再エネ発電設備の開発を手掛けるアドバンスが開発した。
ヒューリックは現在、この他にも建設中の系統用蓄電所案件があり、2026年中に累計約20ヵ所の整備を完了する見込みだ。また、2029年までの累計約250MWの達成に向け、今回運転を開始した蓄電所の約20倍の規模となる特別高圧案件を複数開発することを検討している。
同社は、2025年1月にアドバンスと協業し、系統用蓄電所の開発を開始した。当時、日本経済新聞は、2034年までに同分野へ1,000億円を投資する計画だと報じていた。
系統用蓄電所事業に参入する以前は、完全子会社のヒューリックプロパティソリューションが仲介するグループ内PPAを通じて、自社が保有する不動産に電力を供給していた。そのため、非FIT太陽光発電所や小規模水力発電所の開発を進めてきた。さらに、自家消費型から再エネ分野への事業展開の一環として、上場しているカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人の持分を株式公開買付(TOB)により取得している。