
(入会金・年会費無料)がオークションに参加できる
発電事業者と需要家が直接取引可能な民間の電力取引所を運営するデジタルグリッドは、バーチャルPPAに特化したマッチングプラットフォーム「RE Bridge」を2023年7月より運営している。同サービスを通じて、過去一年間に行われた全3回のオークションで合計25件のPPAのマッチング(価格合意形成を踏まえた商談申込)が成立したことが明らかになった。
これまでに、以下の日程でオークションが開催されており、発電事業者と需要家の会員数、発電所の登録件数と容量(DC)が右肩上がりに伸びている。これは、コーポレートPPAにより売電先を確保したい発電事業者と追加性のある再エネを長期的に調達したい需要家のマッチングニーズが高まっているものと思われる。
また、オークション結果についても第1回はマッチング件数がわずか1件(0.5MW)であったものの、第2回、第3回とそれぞれ12件ずつ(各92MW)成立している。
デジタルグリッドによると、第4回オークションは2024年10月〜11月頃を予定している。同社のプラットフォームを介して成立しているPPAのうち公表されている契約は、エネハブのコーポレートPPAデータベースでもご覧いただけます。
同社はプラットフォーム上での取扱電力量の増加を見込み、先日106億円の借入枠を確保したことが報じられたばかりである。