
バーチャルPPAのマッチングプラットフォーム「RE Bridge」を運営するデジタルグリッドは5月12日、第5回オークションの進捗状況を公表した。
現在開催中の同オークションでは、掲載している発電所数が312件(前回比+154件)、発電所容量は合計1.1GW(前回比+967MW)に達しており、いずれも過去最高である。
これは2024年12月に実施された前回オークションと比較して、発電所数で約2倍、発電容量では3倍以上の増加となる。
今回の掲載規模の拡大は、2025年4月からの非化石証書に関する制度変更の影響も大きいとみられる。従来、発電事業者と需要家が非化石証書を直接取引できるのは、2022年度以降に運転を開始した非FIT電源に限られていた。しかし制度改正により、2021年度以前にFIT電源として運転を開始し、その後FIPに移行した発電所も対象に含まれるようになった。これにより、バーチャルPPAが締結しやすくなった。
デジタルグリッドは、2023年7月から「RE Bridge」の運営を開始。第1回オークションではマッチング(価格合意形成を踏まえた商談申込)件数は1件(容量:0.5MW/DC)にとどまったが、第2回・第3回オークションではそれぞれ12件(各92MW/DC)、第4回オークションでは太陽光発電14.2MW/DC、地熱発電22.8MW/DCの合計15件のマッチングが成立している。
なお、RE Bridgeの利用料および会費は無料。発電事業者と需要家の間でPPAが締結された後、インバランス負担を含む需給管理をデジタルグリッドが担うことで、同社はサービスを収益化している。