
(画像:Tesla)
Teslaは2月4日、オリックスが滋賀県米原市で開発する「米原湖東蓄電所」(134MW/548MWh)の蓄電池を受注したことを発表した。同蓄電所は、Teslaの大型蓄電池MegaPackが140台設置される予定である。
米原湖東蓄電所は、オリックスが設立した特別目的会社(SPC)が事業主体となっており、昨年11月には東芝プラントシステムがEPCC(設計・調達・建設・試運転)を担当することが発表された。プロジェクトの引き渡しは2026年11月、運転開始は2027年の見込みである。
米原湖東蓄電所は、2023年度に初めて実施された長期脱炭素電源オークションで落札された30件の蓄電所のうちの1つで、落札容量は96.208MW。これは、同オークションで落札された蓄電所の中でも最も大きい規模であり、完成後は日本国内でも最大級の蓄電所となることが予想されている。なお、オークションで落札した電源には、原則として20年間にわたり固定費水準の容量収入が支払われることになる。
オリックスは米原湖東蓄電所のほかにも、関西電力と共同開発した和歌山県紀の川市の「紀の川蓄電所」(48MW/113MWh) を昨年11月末に運転を開始しており、同社の蓄電事業は着実に拡大している。