
戦略の一つとして、電力小売事業に参入する
(画像出典:セブン&アイHLDGS.)
8月14日、セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどを傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスは100%子会社で新電力の「セブン&アイ・エナジーマネジメント」を8月1日に設立したと発表した。
セブン&アイホールディングスの代表取締役副社長の伊藤順朗氏が新会社の代表取締役に就任し、2025年4月に電力の小売事業に参入する。
セブン&アイ・エナジーマネジメントは、再エネ電源から電力を調達し、セブン&アイのグループ各社に電力供給を行う計画である。同社は電力の需給調整を三井物産プラントシステムに委託する。
セブン&アイホールディングスは、「従来の取り組みを継続しながら、さらに幅広く再エネを調達できる体制を構築することで、グループ全体の国内での再エネ比率を、2030年度には約40%に引き上げることを目指します」と発表している。
セブン&アイグループは、2024年度には店舗で使用する電力の約10%を再エネ電力でまかなうための電源を確保している。同グループはこれまでに9,000店舗以上に太陽光パネルを設置しており、エネハブのコーポレートPPAデータベースによると、同グループはオフサイトコーポレートPPAを少なくとも3件締結している。