スマートエナジー、蓄電池のO&Mサービスを開始、再エネ発電所併設型蓄電池を受託

2025年4月3日
スマートエナジーは、北海道から九州まで合計31ヵ所に
サービスセンターを開設している

スマートエナジーは3月27日、蓄電池のO&M(運用・保守)サービスを2月中旬より開始したと発表した。同社は、太陽光や風力発電所のO&Mサービスを手掛ける業界大手である。

同社は、ENEOSリニューアブル・エナジーが運営する福岡県福智町の「JRE福智第三太陽光発電所」(出力:2.33MW)に併設された蓄電池(2MW/10MWh)のO&M業務を、2月12日から開始した。

この発電所のO&M業務は2018年6月から担当しており、今回の契約は受託範囲を蓄電池にも拡大したものとなる。

スマートエナジーは、今後本格的に蓄電池のO&M事業に参入し、2025年度末までに300MW/1,500MWh分の業務を受託することを目指している。また、2030年度までに蓄電池のO&M市場で20%以上のシェアを獲得することを目標としている。

同社は全国に31拠点のサービスセンターを開設しており、2025年1月時点で4.5GW以上の発電所のO&Mサービスの実績を持つ。さらに、2024年7月には、SMFLみらいパートナーズと共同で、丸紅が保有する非FIT低圧太陽光発電所400ヵ所の取得契約を締結。スマートエナジーはこれらの発電所のO&Mを担当することも発表している。

従来のO&M事業で培ったノウハウを活かし、急成長する蓄電池市場でのシェア拡大に向けた取り組みを今後さらに進めていく予定だという。

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