スギHD、クリーンエナジーコネクトとのオフサイトPPAを拡大、22店舗へ追加供給

2025年3月25日
クリーンエナジーコネクトは、
非FIT太陽光発電所の開発に特化している

スギホールディングス(以下、「スギHD」)は3月18日、クリーンエナジーコネクトとのオフサイトPPAを拡大し、関東エリアのスギ薬局22店舗を新たに供給対象として追加したと発表した。

同PPA契約に基づき、クリーンエナジーコネクトは新たに32ヵ所に低圧太陽光発電所を建設する。

これにより、2024年4月の契約分を含め、合計62ヵ所の発電所から65店舗に電力を供給する。なお、PPAでは賄えない電力については、清水建設グループのスマートエコエナジーの再エネ電力提供サービス「Ecology」を通じて調達するという。

スギホールディングスは再エネ調達を積極的に進めており、このほかにもPPAを複数締結している。2023年2月には旧興環テクノ(現在:興和オプトロニクス)およびNTTスマイルエナジーとオンサイトPPAを締結し、関東・中部・関西エリアの113店舗の屋根に太陽光設備を設置し、約7.8GWhを自家消費している。また、2024年3月には中部電力ミライズとのオフサイトPPAを締結し、三重県の太陽光発電所(出力:450kW)から愛知県内の10店舗に電力を供給している。

クリーンエナジーコネクトは、FIT(固定価格買取制度)に依存しない低圧太陽光発電所の開発に注力しており、2025年2月初旬時点で、同社が手掛ける低圧太陽光発電所は2,000ヵ所、合計出力は175MWを超えている。その一例として、NTTアノードエナジーアマゾングーグルとの70MW規模の契約を含む、さまざまな規模のPPAを通じて発電所の収益化を進めている。

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