
(画像:パワーエックス)
コスモエネルギーホールディングス(以下、コスモエネルギーHD)は2月25日、コスモ石油マーケティングのサービスステーション跡地に高圧系統用蓄電所(約2MW/8MWh)を建設すると発表した。長崎県松浦市と宮城県仙台市の2ヵ所で開発し、2027年度下期に順次運転を開始する予定だ。
両蓄電所ともに、アグリゲーションはコスモエネルギーソリューションズが担う。
長崎県の案件は、経済産業省の2025年度予算「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」に採択され、約1.3億円の交付を受ける。蓄電システムはパワーエックス製を導入する。一方、宮城県の案件に導入する蓄電設備は現時点では未定。
同社グループは今後も、蓄電所や併設型蓄電池の開発・運用を継続的に検討する方針だ。サービスステーション跡地やグループ保有の遊休地を活用し、蓄電事業の拡大を進めるとしている。また同社は、「高圧系統蓄電所はその規模感、全国的な配置可能性からサービスステーション跡地との親和性が高く、既存資産を活用した低炭素社会の実現を支えるインフラへの転換を可能とします」とコメントしている。
本案件に先立ち、コスモエネルギーHDは2024年1月、蓄電ビジネス実証に関する取り組みを公表している。三重県・埼玉県・愛知県・大阪府で、自社開発のEMS(エネルギーマネジメントシステム)の構築を目的に実施してきた。具体的には、三重県の火力「四日市霞発電所」の敷地内に蓄電所を設置したほか、埼玉県幸手市のコスモ石油中央研究所では、敷地内に200kWの太陽光発電設備を設置し、蓄電池を併設。さらに、愛知県長久手市と大阪府東大阪市のサービスステーションにおいて、約3kWの小規模蓄電設備をそれぞれ設置している。