コスモエコパワー、FIP移行の1.2MW陸上風力発電所で短期PPAを締結

2024年11月11日
五島八朔鼻風力発電所はFITからFIPに移行した
(画像出典:コスモエコパワー)

11月6日、コスモエコパワーは保有する1.2MWの五島八朔鼻風力発電所(長崎県五島市)で発電する電力とそれに付随する非化石価値証書を小売電気事業者のU-POWERに全量、3年間供給するオフサイトPPAを締結したことを発表した。

また、コスモエコパワーはU -POWERに供給した電力と環境価値の一部を同発電所の運営に必要な所内電力に使用するため、U -POWERと1年間の小売供給契約も締結した。

U-POWERは、コスモエコパワーへの供給のほかにも調達した電力と環境価値を同社の親会社であるU-NEXT HOLDINGSの自社オフィスビルを含む需要家に供給する。

同発電所は、2021年3月に運転を開始し、当初は固定価格買取制度 (FIT)の認定を受けて事業の収益化を行なっていたが、資源エネルギー庁の資料によると、2023年3月にフィード・イン・プレミアム(FIP)の認定を取得した。これは、PPAの締結を見据えてFITからFIPに移行したと考えられる。

コスモエコパワーはこれまでに五島八朔鼻風力発電所のほかに、18MWの姫神ウィンドパーク(岩手県盛岡市)をFITからFIPに移行しており、同社がパナソニック オペレーショナルエクセレンスと東京メトロとそれぞれ締結したPPAに活用されている。

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