
営農型太陽光発電所である(画像:エネグローバル)
コスモエコパワーは6月18日、エネグローバルが茨城県内に保有する運転中のFIP太陽光発電所7ヵ所(合計出力:7.2MW)を対象に、オフサイトPPAを締結したと発表した。
コスモエコパワーはこれらの発電所で発電する電力をアグリゲートし、電力と非化石証書を約16年間にわたり、グループ会社で小売電気事業者のコスモエネルギーソリューションズを通じて需要家に供給する。
7ヵ所の太陽光発電所のうち、「EG筑西市布川第二発電所」(出力:952kW)、「EGつくば第三十六発電所」(出力:722kW)、「EG那珂市第九発電所」(出力:1.2MW)の3ヵ所は営農型太陽光発電所であり、いずれもエネグローバルのグループ会社であるエネグローバルエンジニアリングがO&M(運用・保守)を担当している。
これらの発電所は当初、FIT認定を受けていたが、FIP制度へと移行しており、電力と非化石証書を市場で取引することが可能となった。なお、FIPへの移行時期やその手続きにおけるコスモエコパワーの関わりについては明らかになっていない。
エネグローバルは、2014年に茨城県つくば市で設立された太陽光発電事業者で、茨城県や栃木県を中心に合計214MWの発電所を開発してきた実績がある。2025年4月末時点では
183件・合計147.2MWの発電所を保有・運営しており、そのうち45.1MWは非FITとして稼働している。なお、同社グループには営農型太陽光発電所で農業を手掛けるEGファームも含まれる。