
(画像:コスモエコパワー)
コスモエコパワーは12月15日、セキュリティ事業を展開するセコムとバーチャルPPAを締結したと発表した。同社が運営する和歌山県の風力発電所「中紀ウィンドファーム」(出力:48.3MW)の発電量に紐づく非化石証書の一部を、セコムに供給することで合意し、12月10日に契約を締結した。想定される供給量および供給開始時期については明らかにしていない。
中紀ウィンドファームは、広川町、日高川町、有田川町にかかる白馬山脈の尾根部に建設され、2021年4月に運転を開始した。2025年3月末までは22円/ kWhのFIT価格で運営されていたが、コスモエコパワーは2025年4月からFIPへ移行し、PPAに基づく電力および非化石証書の取引を可能にした。
同社はセコムとのPPA締結に先立ち、同発電所について西日本旅客鉄道(以下、「JR西日本」)およびベアリング大手のNTNとバーチャルPPAを締結していることも明らかにしている。JR西日本には年間40GWh相当の非化石証書、NTNには年間10GWh相当の非化石証書をそれぞれ16年間供給する。両社の合計は、同発電所の年間発電量101GWhの約50%を占める。
セコムグループは2021年に、温室効果ガス排出削減目標策定のガイドラインである「SBT(Science Based Targets)」の認定を取得し、2045年までに事業で使用する電力の100%を再エネ由来に転換することを目指し、再エネの国際的な企業連合「RE100」にも加盟している。本契約は、RE100達成を目指すセコムにとって初めての風力発電所に関するバーチャルPPAとなり、2024年3月に締結した太陽光発電所に関する豊田通商とのバーチャルPPAに続くものである。