クリハラント、千葉県で同社初となる7.60MWh系統用蓄電所を運転開始

2024年12月28日
クリハラント初となる系統用蓄電所が東京エリアで稼働した
(画像:クリハラント)

火力発電所や原子力発電所の設計や再エネ発電事業を手掛けるクリハラントは12月19日、千葉県君津市に「千葉君津蓄電所」(出力:1.999MW/7.596MWh)の運転を開始したと発表した。

同蓄電所は同社の千葉富津太陽光第二発電所に隣接しており、土地は千葉県企業局が所有している。また、経済産業省の2024年度補正予算「系統用蓄電システム・水電解装置導入支援事業」の交付を受けている。

設備は、LG Energy Solutionの蓄電池とTMEICのPCS(パワーコンディショナー)で構成されたTMEICの蓄電システムがコンテナに5基設置されており、高圧受電盤はABB、監視装置は三菱電機システムサービスのものを使用している。

施工は小川電設工業と永塚建設によって行われ、昨年10月に着工、今年1月下旬に完工し、10月に東京電力パワーグリッドの系統に高圧連系された。アグリゲーターは関西電力の完全子会社であるE-Flow合同会社が担当し、各種取引市場(卸電力市場、需給調整市場、容量市場)にて電力取引を行う。

同社は2012年より再エネ発電事業を行っており、国内に太陽光6ヵ所、小水力2ヵ所、1.99MWのバイオマス1ヵ所を保有している。

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