
みずほリースと東北電力は3月4日、埼玉県熊谷市に開発した「弥藤吾蓄電所」(1.96MW/7.46MWh)の営業運転を開始したことを発表した。
同蓄電所の運営は、坂東蓄電所1号合同会社が担う。同社は、みずほリースの完全子会社であるエムエル・パワーと東北電力が折半出資して設立した。エムエル・パワーが事業開発およびアセットマネジメントを担当し、東北電力は蓄電所の電力を卸電力市場、需給調整市場、容量市場で取引する計画だ。
蓄電池には、GSユアサ製のリチウムイオン電池を採用し、EPC(設計・調達・建設)は東芝プラントシステムが担当した。
さらに、みずほリースと東北電力は2024年2月、東京都が実施する「系統用大規模蓄電池導入促進事業」の補助金交付を受け、系統用蓄電所事業の共同開発をを発表している。
弥藤吾蓄電所のほかに、群馬県伊勢崎市の韮塚蓄電所(1.96MW/7.46MW)および群馬県太田市の小角田蓄電所(1.96MW/7.46MW)も開発しており、2025年5月と6月にそれぞれ運用を開始する予定だ。