
開発した(画像:東北電力)
みずほリースの完全子会社であるエムエル・パワーと東北電力は6月30日、群馬県内で高圧系統用蓄電所2ヵ所の運転を開始した。両社が折半出資する合弁会社の坂東蓄電所1号が両蓄電所を保有している。
1ヵ所目は伊勢崎市の「韮塚蓄電所」(1.96MW/7.46MWh)で、GSユアサ製の蓄電池を設置した。2ヵ所目は前橋市の「小角田蓄電所」(1.99MW/7.40MWh)でパワーエックス製の蓄電池を採用した。
これらの蓄電所は、東京都の2023年度「系統用大規模蓄電池導入促進事業」に採択され、韮塚蓄電所には約4.48億円、小角田蓄電所には約4.15億円の交付を受けた。
坂東蓄電所1号は同補助金を活用して埼玉県熊谷市でも初号案件となる「弥藤吾蓄電所」(1.96MW/7.46MWh)を開発し、2025年3月に運転を開始している。
3ヵ所の蓄電所について、エムエル・パワーは開発およびアセットマネジメントを担当し、東北電力が卸電力市場、需給調整市場、容量市場で電力取引を行う方針である。