エネルギーパワー、8MWh「和歌山メガパワー蓄電所」を取得、2026年8月末までに運転開始

2025年9月4日
EPCと自社開発を並行し蓄電池分野に本格参入する

小売電気事業者のエネルギーパワーは8月12日、新設される「和歌山メガパワー蓄電所」(2.0MW/8.2MWh)を取得すると発表した。2026年8月期中の運転開始を予定している。

同蓄電所は、2025年9月に着工し、2026年1月に引渡しの予定。用地面積は1,273m2で、EPC(設計・調達・建設)はイースト・エンジニアリングが担当する。取得価額は約7.9億円で、金融機関からの借入により資金を調達する。取得元は公表していない。

資金調達については、紀陽銀行からTIBOR(東京銀行間取引金利)+1.3%で3億円、商工組合中央金庫からTIBOR+1.9%で3億円の融資を受ける。いずれもコミットメント期間は2026年6月末までで、その後約17年をかけて返済する。残る約1.9億円についても追加の借入を予定している。

エネルギーパワーは、2024年11月に系統用蓄電所事業への参入を発表し、同年12月には兵庫県の「朝来メガパワー蓄電所」および「丹波メガパワー蓄電所」(各2MW/8.2MWh)を計16億円で取得し、2026年8月末までの運転開始を目指している。

また同社は、小売電気事業に加えて、蓄電所のEPC(設計・調達・建設)も手掛けており、EPC事業の拡大も進めている。

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