
再エネ電力の導入を進めている(画像:エア・ウォーター)
エア・ウォーターグループは2月17日、伊藤忠エネクスとオンサイトPPAを締結したことを発表した。
同契約により、エア・ウォーターグループは山口県防府市にあるFILWELの工場内に、約35,000m2の遊休地を利用して3.8MW(DC)の太陽光発電所を新設する。
発電所は、2025年3月に着工し、同年12月より運転を開始する予定で、発電する電力は、FILWELのほか、同一敷地内に所在するエア・ウォーター防府工場およびエア・ウォーター・パフォーマンスケミカル防府工場にオンサイトPPAで供給する。
エア・ウォーターグループは、2026年度までに太陽光発電の導入設備容量10MWを目標としており、オンサイトPPAやオフサイトPPAの契約に加え、ドイツの太陽光発電架台メーカーNext2Sunと共同開発した垂直型太陽光発電システム「VERPA」の導入拡大に向けた検討も進めている。
また、エネハブのPPAデータベースによると、伊藤忠エネクスはこれまでに数多くのオンサイトPPAを締結しているほか、データセンターなどを運営するアイネットとオフサイトPPAも締結している。一方、エア・ウォーターにとっては、今回の伊藤忠エネクスとの契約が、公表した初めてのPPA契約となる。