
イーレックスは11月4日、サムスンC&Tジャパン(以下、「SCTJ」)と、日本国内における系統用蓄電池システム事業の共同開発に関する覚書を10月31日に締結したと発表した。
両社は、折半出資で設立する合弁会社を通じて、全国規模での系統用蓄電所案件の開発を進める方針だ。
イーレックスは、日本国内での電力トレーディング事業やバイオマス発電事業、各種許認可対応の経験に加え、案件開発からO&M(運用・保守)までのノウハウを有している。一方、SCTJは、調達力や金融スキーム構築に強みを持つ。本共同開発におけるアグリゲーション業務は、イーレックスが受託する予定である。
両社は、今後ワーキンググループを設立し、2026年の開発目標を検討し、20MW以上の大型案件への取り組みも視野に入れている。また、SCTJは、イーレックスが開発中の初の蓄電所となる、宮崎県串間市の系統用蓄電所(約2MW/約8MWh)への出資も予定している。
イーレックスは、再エネ電源のアグリゲーション事業の一環として、系統用蓄電所事業を通じて事業の多角化を図っている。一方、SCTJは、三菱HCキャピタルエナジー、三菱地所、大阪ガスと北海道千歳市の「上長都蓄電所」(25MW/50MWh)の開発を行うなど、他社との連携を進めている。