
東北電力は2月5日、アスソラの関係会社が運営する太陽光発電所6ヵ所(出力:9.4MW/DC、6.35MW/AC)の運転を開始し、発電した電力をNTTドコモに1月29日から供給を始めたと発表した。
NTTドコモの東北・新潟エリア(岩手県、宮城県、山形県、福島県、新潟県)にある自社ビルに年間10.66GWh供給する予定であり、これは同施設の年間使用電力量の約20%に相当する。
同太陽光発電所は、アスソラが100%匿名組合出資する「ES太陽光合同会社」が保有しており、発電所は青森県に3ヵ所、秋田県に2ヵ所、そして岩手県に1ヵ所である。今回の電力供給は、オフサイトPPA契約に基づいて行われ、PPAの小売電気事業者は東北電力が担当する。
この事業は経済産業省の2023年度「需要家主導型太陽光発電導入支援事業」に採択されており、秋田県に本社を置く北都銀行から資金調達を行なった。
エネハブのPPAデータベースによると、今回のPPAは2024年8月に関係各社から発表されており、アスソラにとっては初めてのPPAである。一方、NTTドコモと東北電力はこれまでにもPPAを締結した実績があり、のぞみエナジーが保有する太陽光発電事業(合計31.5MW/DC、21MW/AC)からJR東日本に電力を供給するPPAについては、東北電力が小売電気事業者として関わっている。
お詫び (2025年4月29日): 掲載画像のキャプションに誤りがありました。ここに訂正の上、深くお詫び申し上げます。