アイ・グリッド、ジョイフル本田店舗に合計9.4MW太陽光と4.4MWh蓄電池を来月中に運転開始予定

2025年5月20日
アイ・グリッドはオンサイトPPAを強みとしている
(画像:アイ・グリッド・ソリューションズ)

アイ・グリッド・ソリューションズ(以下、「アイ・グリッド」)は5月13日、ジョイフル本田と提携して進めていたGX推進に関して、計画していた太陽光発電と蓄電池の設置が2025年6月中に完了する予定であると発表した。

関東地方に大型ホームセンターを展開するジョイフル本田は、2022年よりアイ・グリッドと連携し、店舗の屋根上にオンサイトPPA向けの太陽光パネルの設置を進めていた。導入店舗は合計11店舗(群馬県2店舗、茨城県3店舗、埼玉県1店舗、千葉県4店舗、東京都1店舗)で、そのうち千葉県の1店舗を除く10店舗に、蓄電池を併設する予定だ。

太陽光の発電容量は合計9.4MW、蓄電池の容量は合計4.4MWhで、稼働後は年間約10GWhの太陽光発電由来の電力が店舗へ供給される見込みだ。これは店舗全体の消費電力量の約25%に相当する。

ジョイフル本田はソーラーカーポートの設置も計画しており、オンサイトPPAの規模が今後さらに拡大する見込みだ。エネハブのPPAデータベースによると、2024年12月にはしろくま電力とNCSアールイーキャピタルの合弁会社が、ジョイフル本田千葉ニュータウン店の駐車場に約350台分のソーラーカーポート(合計出力:1.1MW)の設置によるオンサイトPPAを発表。2025年7月の運転開始を予定している。

アイ・グリッドは屋根上に太陽光発電を導入するオンサイトPPA事業を主力とし、2025年3月末時点で、1,000ヵ所以上の施設に合計271MWの太陽光発電を設置している。2024年7月には、三菱UFJ銀行より30億円の融資を受けるなど、これまで行った資金調達は累計250億円以上に達する。2025年2月には三菱UFJ信託銀行とオンサイトPPA事業を推進するためのパートナーシップを締結し、同事業のさらなる拡大を進めていく。

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