
(画像:アイ・グリッド)
オンサイトPPA事業などを手掛けるアイ・グリッド・ソリューションズ(以下、「アイ・グリッド」)とCPower(旧第二電力)は10月17日、オンサイトPPA事業に関する取り組みについて基本合意を締結し、協業を開始したと発表した。
両社は、年間10MW以上、3年間で30MWの太陽光発電設備の開発を目標としている。今回の協業では、アイ・グリッドの解析技術を用いた余剰電力の活用やPPA向けのファイナンススキームの提供と、太陽光パネルメーカーの長州産業を親会社に持つCPowerの設備設計・施工・O&M(運用・保守)といった、それぞれの強みを活かしていく方針だ。
アイ・グリッドは、2017年からオンサイトPPAによる太陽光発電所の開発を進めており、2025年8月時点で全国1,200ヵ所以上の施設に、合計約300MWの屋根設置型太陽光発電所やソーラーカーポートなどの分散型電源を導入してきた。同社は2025年2月、三菱UFJ信託銀行とオンサイトPPA事業の推進に関する基本合意契約を締結するとともに、50億円の資金調達を実施した。これにより、融資を含めた累計調達総額は250億円を超えた。
一方、CPowerはFIT制度の開始を受けて2012年に「第二電力」として設立。その後、2019年にオンサイトPPA事業、2024年にはオフサイトPPA事業を開始し、これまでに2,000ヵ所以上・累計200MW超の開発実績を有している。2018年には、長州産業の出資を受けてグループ会社となり、2025年6月に同社の完全子会社化が完了。同年10月には商号を「CPower」に変更した。

 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								