
太陽光発電所である(画像:PAG Renewables)
自然オペレーションズは2月13日、のぞみエナジーが昨年12月に取得した300MW/DCを超える太陽光発電所のアセットマネジメント業務を受託したと発表した。
同社の鈴木宣博取締役によると、「キャッシュフロー管理やレンダー対応などの財務的な側面だけでなく、運営管理の最適化、パフォーマンス管理と損失の定量化による適切なタイミングでの修繕、リバンピングの提案など、技術的な側面からのきめ細かいアセットマネジメントサービス」を提供すると述べている。
自然オペレーションズは、自然電力のO&M(運用・保守)およびアセットマネジメントを行うグループ会社であり、昨年11月の組織再編により、JUWI自然電力オペレーションから現商号に変更した。これまでに運用した累積資産は641MWであり、今回の契約はその約半分に相当する規模である。
今回の契約対象は、1MW/DC〜60MW/DCの規模の太陽光発電所12ヵ所で、これらはPAG Renewablesの関連会社から取得された可能性が高いと、エネハブの独自調査が示唆している。いずれの発電所も、現在はFIT(固定価格買取制度) を利用して運用しているが、そのうちの一つである福島県いわき市の太陽光発電所(出力:31.5MW/DC)は、FIP(フィード・イン・プレミアム)に移行し、オフサイトPPAを通じてJR東日本に電力を供給する。