需給調整市場 2025年6月取引会員、新たに1社が加入、1社が脱退

2025年7月12日
EDF Trading Japanは、2021年に設立された
(画像:Interior Architects)

2025年6月、需給調整市場を運営する電力需給調整力取引所(以下、「EPRX」)に、新たにレジルが取引会員として加入した。レジルは、分散型エネルギー事業と電力小売事業を展開している。

一方、EDF Trading Japanが脱退したことで、2025年6月末時点の取引会員数は93社となり、前月と同数であった。

EDF Trading Japanは、2024年10月に東京商品取引所(TOCOM)のエネルギー市場(電力)の市場取引参加者資格を取得したが、2025年4月1日付で日本国内の電力トレーディング事業をJERA Global Marketsと統合した。需給調整市場からの脱退は、その影響とみられる。

需給調整市場は2021年4月に開設され、当初は送配電網協議会(大手電力会社9社の組合組織)が運営を担ってきた。調整力取引の拡大と市場の重要性の高まりを背景に、2024年4月1日にはEPRXを設立、需給調整市場は取引市場として法人化された。

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