電源開発の末沢発電所、リパワリング後2.2MWで運転を再開

2024年12月7日
新型の水車の導入で最大使用水量を毎秒6.2トンから
毎秒8.6トンに増加させた(画像:電源開発)

電源開発は11月19日、新潟県の水力発電所である末沢発電所(新潟県魚沼市)のリパワリング工事を完了し、運転を再開したことを発表した。今回の工事により、発電出力が従来の1.5MWから2.2MWに増強された。

同社の発表によると、同発電所の1号機と2号機は1958年に運転を開始し、約65年を経て2023年4月からリパワリング工事が開始された。

同発電所は、電源開発が保有する水力発電所61ヵ所(合計8.58GW)のうちの一つである。また、そのうち、半数以上は1950年代から1960年代にかけて運転を開始しており、末沢発電所は老朽化していた発電所の一つである。

同社は保有する水力発電所の発電効率を上げるため、老朽化している発電所のリパワリング工事に取り組んでおり、これまでに工事を始めたものや完了したものを含めて8ヵ所の水力発電所のリパワリング工事を行っている。直近では、今年10月に長山発電所(高知県安芸郡)2号機のリパワリング工事を終えたばかりである。

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