西鉄と自然電力、福岡県で1.92MW/4.66MWhの蓄電所を運転開始

2024年12月10日
西鉄自然電力バッテリーハブ飯塚は西鉄運輸の敷地内に
設置されている(画像:Shizen Connect)

西日本鉄道自然電力の合弁会社である西鉄自然電力は12月2日、福岡県飯塚市で「西鉄自然電力バッテリーハブ飯塚」(1.92MW/4.659MWh)の運転を開始した。

伊藤忠が開発するEVリユース蓄電池を活用した「Bluestorage」が採用され、西鉄自然電力は伊藤忠と東京センチュリーの合弁会社IBeeTから蓄電池をリースして設置した。伊藤忠が蓄電池の開発と運用サポートを行い、東京センチュリーがリースサービスを提供、IBeeTはO&M(運用・保守)を担当する。また、自然電力の子会社である株式会社Shizen Connectは自社開発のEMS(エネルギー・マネジメント・システム)を活用し、各電力市場での取引などの運用を代行する。

西鉄自然電力は、系統用蓄電池事業への参入と蓄電所2ヵ所の開発計画を2023年7月に発表していた。今年6月に運転を開始した西日本鉄道の早見倉庫(福岡県糟屋郡)に設置された「西鉄自然電力バッテリーハブ宇美」(1.92MW/4.659MWh)に続き、西鉄自然電力バッテリーハブ飯塚は当時発表されていた2ヵ所目の蓄電所である。

同蓄電所は、当初2024年6月に運転を開始する予定であったが、約半年遅れでのスタートとなった。

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