
(画像:東北電力)
東北電力は2月1日、新潟県上越市のLNG火力「上越火力発電所」1号機の定格出力を従来の572MWから599MW(+27MW)に引き上げて運転を開始した。
1月30日付の同社の発表によると、今回の出力増加は設備改修を行わず、ガスタービンの出力制御装置のプログラムを修正することで実現した。同発電所が運転を開始した2022年12月以降の運転実績や性能試験結果をもとに安全性を評価したうえで運転状況を最適化し、あわせて系統容量の状況なども踏まえ、出力引き上げに至ったという。
東北電力は他の火力発電所でも同様の取り組みを進めており、2017年には「仙台火力発電所」4号機(出力:468MW、+22MW)と「新仙台火力発電所」3号系列(出力:1,046MW、+66MW)で設備改修工事を伴わずに出力を引き上げている。
さらに近年は、水力発電所においても出力増強を進めている。秋田県仙北市の「神代発電所」を含む5ヵ所の水力発電所で、発電時に使用する最大水量を増加させることにより、設備更新を伴わずに最大出力の引き上げを実施している。
同社は今後も、電力の安定供給の確保とCO2排出量削減の両立を図る取り組みを進めていくとしている。