
(画像:千葉袖ケ浦パワー)
東京ガスの完全子会社である千葉袖ケ浦パワーは1月5日、千葉県袖ケ浦市で計画を進めている「(仮称)千葉袖ケ浦天然ガス発電所建設計画」(出力:1.95GW)について、環境影響評価手続きを完了し、「評価書」の縦覧を開始した(縦覧期間:2026年1月5日~2月4日)。「評価書」は2025年10月27日に提出され、同年11月17日に経済産業省が確定通知を行った。
同社は、東京ガスが運営する袖ケ浦LNG基地の近隣にある約14.4haの発電所計画地に出力650MWのGTCC(ガスタービン・コンバインドサイクル)方式発電設備3基を設置する予定。2026年1月に準備工事を開始し、1号機は2030年3月、2号機は同年7月、3号機は同年11月の運転開始を目指している。なお、燃料は東京ガスの袖ケ浦LNG基地から、新設するパイプラインにより供給される計画である。また、同事業予定地はJERAがリプレースを計画しているLNG火力「袖ケ浦火力発電所」(出力:約2.6GW)にも隣接している。
電力広域的運営推進機関のデータによると、1号機は、2023年度の長期脱炭素電源オークションで落札している。東京ガスは将来的に、燃料の転換によるクリーン燃焼化や、二酸化炭素回収・貯留(CCS)システムの導入によって脱炭素化を目指す。
環境影響評価手続きは2015年に開始され、当初の計画では1GWの発電設備2基の開発を想定していた。2016年に「方法書」を提出したが、変更した内容を反映するため2023年に「方法書」を再提出、2024年に「準備書」を提出した。
東京ガスのLNG火力発電所は、出光興産と共同出資する「扇島パワーステーション」(出力:約1.2GW)、ENEOSと共同出資する「川崎天然ガス発電所」(出力:847.4MW)、さらには完全子会社の東京ガスコルザパワーが保有する「袖ケ浦発電所」(出力:97.8MW) 、「茂原パワーステーション」(出力:110MW)、「椎の森パワーステーション」(出力:90MW)があり、今回開発する千葉袖ケ浦天然ガス発電所はそれらに続く発電所となる見込みだ。