山佐、FITからFIPへの移行を加速、九州の太陽光2件追加、移行件数は合計10件・90.3MW

2025年11月20日
山佐は、国内で100件以上の太陽光発電所を稼働中
(画像:山佐)

山佐は2025年10月、九州の2件の太陽光発電所をFITからFIPへ移行した。これにより、同社のFIP移行済み案件は合計10件(総出力:約133.9MW/DC、90.3MW/AC)となり、このうち5件には合計容量約79.2MWhの蓄電池が導入されている。

今回FIPへ移行したのは、宮崎県日向市の「宮崎日向第1太陽光発電所」(出力:約24.3MW/DC、19.4MW/AC)および「宮崎日向第2太陽光発電所」(出力:約35.4MW/DC、25.0MW/AC)で、いずれも2020年3月に運転開始した発電所である。経済産業省のデータによると、いずれも2013年度にFIT認定を受けており、36円/kWhのFIT価格で稼働していたことを示唆している。第2太陽光発電所は、山佐がこれまでにFIPへ移行した発電所の中で最大の連系容量を持つ。

同社がFIPに移行した発電所の残り8件のうち6件は九州エリア、2件は中国エリアに所在する。中国エリアの案件は、広島県安芸高田市の「安芸高田太陽光発電所」(約21.6MW/DC、13.5MW/AC)と、岡山県浅口市の「山佐株式会社寄島発電所」(約1.7MW/DC、1.0MW/AC)の2件である。

山佐が蓄電池を後づけした5件のうち、4件は九州エリア、1件は中国エリアに所在する。いずれも高圧案件で、蓄電池容量は2MWh〜6.1MWh。直近の案件である熊本県の「矢護山太陽光発電所」(39.9MW/DC、23MW/AC)は蓄電容量61MWhを備え、同社では最大規模である。同発電所は2025年7月にFITからFIPに移行し、日経BP「メガソーラービジネスplus」によると、蓄電池は同年9月に運転を開始している。電力運用は東芝エネルギーシステムズが担当している。

山佐は2024年10月に、初のFIP移行を実施。高圧太陽光発電所3件をFIPに切り替え、蓄電池を導入した。特別高圧のFIP移行は、2025年7月に矢護山発電所からスタートしている。同社は2013年に太陽光発電事業に参入し、全国9エリアで特別高圧22件、高圧80件・合計622MW/DCの設備が現在稼働中である。

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