太陽光との併設型、7.52MWh蓄電所を愛知県で2025年夏頃に運転開始へ

2024年10月8日
写真手前右側の緑色の屋根の上に、太陽光発電設備が
新設され、その隣に蓄電設備を設置する
(画像出典:サーラエナジー)

10月4日、サーラエナジーは、愛知県豊橋市において同社初となる太陽光発電との併設型の系統用蓄電所「サーラ東三河蓄電所」の建設を開始し、2025年夏頃に運転を開始する予定であることを発表した。

同蓄電所は、サーラエナジーの完全子会社であるサーラeパワーの東三河バイオマス発電所(22.1MW)敷地内の建物の屋根に700kW(DC)/650kW(AC)の太陽光パネルを設置し、その建物の隣に定格出力1.999MW/定格容量7.52MWh(DC)のジンコソーラー製のリチウムイオン電池を設置する。

同蓄電所における電力取引はエナリスが担当し、主に需給調整市場などで取引を行う。

「サーラ東三河蓄電所」は、2023年にサーラエナジーが発表した「サーラ浜松蓄電所」(定格出力11.4MW/定格容量69.6MWh(DC))に次ぐ2件目の蓄電所プロジェクトとなるが、浜松の蓄電所の運転開始は2026年春頃を予定しているため、今回発表された東三河の蓄電所が先に運転を開始することになる。

サーラエナジーの前身は都市ガス事業を展開する中部ガスであり、2019年12月に同社がLPガス事業を展開するガステックサービスを吸収合併したことで現在の社名に変更された。

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