
香川県で運営している(画像出典:四国電力)
11月1日、四国電力は4ヵ所目となる、ため池水上太陽光発電所を建設することを発表した。
四国電力の完全子会社で事業主体のよんでん太陽光合同会社は1.5MWの「谷池水上太陽光発電所」(香川県高松市)の建設を始め、2025年9月に運転開始予定である。年間発電電力量は、約2GWhを見込んでいる。
四国電力は現在、ため池水上発電所を3ヵ所運営しており、2022年7月には750kW「長谷池水上太陽光発電所」(香川県さぬき市)の運転を開始した。また、2023年11月には隣接するため池2ヵ所(香川県高松市)にそれぞれ太陽光発電所を着工。1ヵ所目は「羽間上池水上太陽光発電所」(1.99MW)、2ヵ所目は「羽間中池水上太陽光発電所」(200kW)でいずれも2024年9月に運転を開始した。
国内では太陽光発電所の開発用地が不足しており、ため池への太陽光発電所の建設など、新たな候補地を検討している企業も増えている。今年に入ってからは、関西電力と京阪ホールディングスがため池を活用したPPAを締結するなど、浮体式太陽光発電所を活用したPPAが複数締結されている。