南海電鉄、自己託送により年間6GWhを大阪市内の商業施設2ヵ所に供給へ

2024年10月12日
南海電鉄は、なんばパークスとなんばスカイオに
電力を自己託送で供給する(画像出典:大林組)

10月8日、南海電鉄は同社所有の太陽光発電所から大阪市内の商業施設2ヵ所に来月から自己託送で電力を供給すると発表した。

同事業では、和歌山県橋本市で開発中の「小峰台太陽光発電所」(5.6MW DC/3.7MW AC)で発電する電力を大阪市内の「なんばパークス」「なんばスカイオ」に年間約6GWhを供給する。

また、同社はエナリスと自己託送支援サービスの契約を締結し、一般送配電事業者との契約の締結支援、発電量や需要量予測、需給調整などの業務を委託する。

また、南海電鉄は自己託送では賄えない電力については非化石証書付きの電力を別途、小売電気事業者から調達し、テナント分を含む同施設で使用する電力量のすべてをカーボンフリー化する。

同社所有の発電所では、LONGiソーラー製の太陽光パネルとファーウェイ製のパワーコンディショナーを採用することが明らかになっている。

自己託送制度は、一般送配電事業者が保有する送電網を利用して、自家用発電設備を保有する需要家がオフサイトの自社施設に再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)を課されずに発電する電力を送電できる制度である。

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