中部電力など、2022年稼働の54.5MW「米子バイオマス発電所」を解体へ

2026年1月22日
2026年4月から解体工事を開始する
(画像:中部電力)

中部電力三菱HCキャピタル東急不動産などが出資する米子バイオマス発電合同会社は1月20日、鳥取県米子市の「米子バイオマス発電所」(出力:54.5MW)を廃止・解体すると発表した。

同発電所は2022年4月に運転を開始したが、2023年9月に燃料の受入搬送設備内で火災が発生し、稼働を停止していた。

中部電力は「運転再開に向けた検討を進めてまいりましたが、復旧および対策工事費用が多額となるなどの理由により、事業継続は困難であるとの結論に至ったものです」と説明している。

同発電所は2025年8月に経済産業省に発電事業廃止届出書を提出しており、その後も地域住民からの反対意見などを踏まえ、対応を検討してきた。日本海テレビの報道によると、解体工事は2026年4月から2028年6月にかけて実施し、更地に戻す予定。今後の土地活用については未定としているが、既存の系統接続容量を生かして、系統用蓄電所として再開発される可能性もあるとみられる。

同発電所は、木質ペレットとパーム椰子殻(PKS)を燃料として使用していた。2016年度にFIT認定を受けており、一般木質バイオマスのFIT価格は24円/kWh、買取期間は20年間であった。

米子バイオマス発電の出資比率は、中部電力、三菱HCキャピタル、東急不動産が各30%、シンエネルギー開発と三光が各5%となっている。

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