三栄産業、栃木と熊本で2MW/8MWh系統用蓄電所を開発、2026年夏運転開始予定

2026年1月28日
同社によるパワーエックスの採用は今回で4拠点目

三栄産業が開発を進める、栃木県栃木市の「(仮称)都賀町蓄電所」および熊本県の「(仮称)荒尾市野原蓄電所」(各2.0MW/8.2MWh)の蓄電システムを受注したと、パワーエックスが1月26日に発表した。

発表によると、両蓄電所では同社のコンテナ型大型蓄電池「Mega Power 2700A」をそれぞれ3基設置し、2026年夏の運転開始を予定している。

香川県に本社を置く三栄産業は、2002年創業の建築会社で、FIT制度の開始に伴い再エネ事業を開始した。2018年から営農型太陽光事業、2023年にはPPA事業を展開し、太陽光発電所の開発実績は1,000件超・総発電容量は165MWに達している。経済産業省のFIT/FIPデータベースによると、四国エリアに30ヵ所以上・合計出力3.5MW以上の太陽光発電所を保有している。

同社は2024年に系統用蓄電所事業に参入。熊本県熊本市の「植木町蓄電所」(2.0MW/8.2MWh)と埼玉県の「秩父市蓄電所」(2.0MW/8.2MWh)はそれぞれ2026年春の運転開始予定で、いずれの案件もパワーエックス製の蓄電システムを採用している。また、岡山県の「(仮称)玉野市用吉蓄電所」(2.0MW/7.4MWh)は2026年の運転開始に向け、開発を進めている。なお、同蓄電所は、経産省の2025年度予算「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」の採択を受けている

一方、パワーエックスは2021年に設立。岡山県内の工場でコンテナ型蓄電ユニットを生産しており、2025年12月にはグロース市場へ上場した。上場資金を年間生産能力の拡大と商品開発に充てる方針だ。2025年度の生産能力は0.8GWhだが、2028年度には県内に新たな製造拠点を開設し、2029年度には年間生産能力を4.8GWhまで引き上げる計画だ。

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