
8月14日、太陽光発電所などの開発や運用・保守(O&M)を行い、東急不動産・ENEOS・関西電力などが出資するリニューアブル・ジャパンは、上期決算の中で非FITのポートフォリオが25MWを超えたと発表した。固定価格買取制度 (FIT) の認定を受けている発電所のポートフォリオは、昨年末に比べてわずかに減少したものの、FIT・非FITを合わせると、11.1MW増加した。
同社は、稼働済みのFIT太陽光発電所とフィード・イン・プレミアム(FIP)などの非FIT発電所のポートフォリオについて以下の通り、実績と計画を報告している。
稼働済みの太陽光発電所の保有量
2023年12月 | 2024年6月 | 2024年12月 | |
FIT発電所 | 298.4 MW | 292.4 MW | 288.7 MW |
非FIT/FIP発電所 | 8.8 MW | 25.9 MW | 50.0 MW |
FIT太陽光発電所については、年末に向けて当面は300MW前後を維持することを目標にしており、非FIT太陽光発電所については年末までに現在のポートフォリオの2倍にあたる50MWにする計画だ。直近では、今年5月に石川県で1.8MWの非FIT発電所が稼働を開始している。
発表によると同社は現在、東北、中部、九州で太陽光発電所をそれぞれ1件ずつ開発しており、中部では風力発電所を1件、東北では水力発電所を1件、開発中の案件を合計すると72.3MWの再エネ発電所が開発中である。
エネハブのコーポレートPPAデータベースによると、同社は昨年安田不動産と2.7MWのオフサイトコーポレートPPAを締結しており、東京都内にある安田不動産が運営管理する建物2棟に電力を供給する。