ヘキサ・エネルギーサービス、北海道で2件の蓄電所建設に着手、2027年運転開始へ

2025年9月24日
北海道で2件の大型蓄電所の建設に着手した

台湾を拠点とするHEXA Renewablesの事業会社であるヘキサ・エネルギーサービスは9月10日、北海道白老町で50MW/200MWh、恵庭市で30MW/120MWhの系統用蓄電所の建設に着手したと発表した。両蓄電所ともに2027年の運転開始を目指す。

いずれの蓄電所にもSungrow製の蓄電システムが採用され、EPC(設計・調達・建設)はしろくま電力が担当する。両案件とも2023年度の長期脱炭素電源オークションで落札している。

今回の案件は、2025年秋に運転開始予定の福岡県田川市の蓄電所(30MW/130MWh)に続くもので、ヘキサ・エネルギーサービスは、これら3件を含む11件を同オークションで落札している。いずれも運転継続時間4時間の特別高圧蓄電所で、このうち10件はしろくま電力がEPCを担い、北海道、東北、中部、北陸、関西、九州の各エリアで、2028年度までの運転開始を目指している。

なお、福岡県田川市の蓄電所および隣接する太陽光発電所については、三菱UFJ銀行ソシエテ・ジェネラル銀行から資金調達を行っているが、今回の案件に関する資金調達については、現時点で公表されていない。

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