フォーシーズHD、系統用蓄電所事業に参入、九州で2MW/8MWhの蓄電所を取得

2025年2月20日
フォーシーズHDは、太陽光発電所開発事業に続き、
系統用蓄電所事業に参入した

フォーシーズHDは2月14日、連結子会社であるファンタスティックフォー第1号(以下、「ファンタスティックフォー」)が系統用蓄電所事業に参入することを決定したと発表した。

市場への参入の第一段階として、同日、オークモントが九州で保有する2MW/8MWhの系統用蓄電所の土地および接続権を取得した。取得にかかる譲受価額は非開示としている。

ファンタスティックフォーは、系統用蓄電所の接続権を確保している土地を今後購入し、アグリゲーターと契約を結んで蓄電所事業を展開する予定である。同社は、沖縄を除く9つの電力供給エリアにおいて、1ヵ所あたり2MW/8MWh規模の蓄電所を年間24ヵ所開発する計画である。

新規事業への参入にあたり、蓄電所の建設にかかる支出が見込まれるが、同社は財務状況にに応じて、蓄電所の接続権を売却する可能性もあるという。

フォーシーズHDは、化粧品卸事業を中心に事業展開を行なっているが、2024年6月には太陽光発電の開発事業に参入した。さらに、同年10月には、合計8.78MW/DCの太陽光発電所を開発し、他社への売却を計画していることが発表されている。現在、フォーシーズHDおよびファンタスティックフォーは、低圧および高圧の非FIT(固定価格買取制度)太陽光発電所170ヵ所、合計26MW/DCを売却目的で開発を計画している。

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