ヒラソル・エナジー、三菱UFJ信託などから追加資金調達、太陽光のリパワリングを推進へ

2025年5月7日
ヒラソル・エナジーは中小太陽光の取得やリパワリングに
重点を置いている(画像:ヒラソル・エナジー)

ヒラソル・エナジーは4月28日、三菱UFJ信託銀行および脱炭素領域に特化した投資会社のONE Innovatorsを引受先とする第三者割当増資を実施したと発表した。これにより、資金調達の累計額は13億円に達した。

調達した資金は、地域の金融機関、企業、自治体と連携し、中小規模の既存太陽光発電所の取得、リパワリング、集約を進める取り組みである「百年ソーラー」の推進につなげる。

第一弾として設立した「百年ソーラー山梨」では、山梨県内において18ヵ所(総出力:1MW)の太陽光発電所を保有。さらに2025年3月には、JR九州、三菱UFJ信託銀行、芙蓉総合リースと提携して「百年ソーラー九州」を設立し、2027年までに10MW規模の中小太陽光発電所を取得する計画だ。

ヒラソル・エナジーは2017年に設立され、これまでに民間投資に加え、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や東京都からの支援も受けてきた。今回の資金の一部は、地域の太陽光発電所のデジタル化にも充てる方針で、発電所の所有者やオンサイトPPA事業者を支援するほか、分散型エネルギーリソースアグリゲーター向けのEMS(エネルギー・マネジメント・システム)にも活用する予定だ。

国内では、2012年のFIT(固定価格買取制度)開始以降、卒FITを迎える発電所も近年増えている。こうした背景の中、三菱UFJ信託銀行の法人マーケット統括部の鶴岡副部長は今回の取り組みについて「ヒラソル・エナジーの技術は中小規模太陽光発電所の廃棄・放棄問題、脱炭素化電源の安定供給と地産地消の推進といった社会課題の解決に重要な役割を果たすものと確信している」と述べ、ヒラソル・エナジーへの追加出資を行なったとみられる。

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