
(画像:佐賀鉄工所)
パワーエックスは1月15日、法人向け電力提供サービス「アドバンスプラン」(旧称:X-PPA)を通じて、佐賀鉄工所の藤沢工場に対し、2026年4月から再エネ電力の供給を開始すると発表した。
供給される電力のうち、約60%は「追加性」のある再エネ電源から調達する。風力発電に加え、太陽光発電により発電した電力を蓄電して夜間に活用することで、時間帯を問わず再エネ電力を提供する。残る40%は、卸電力市場などから調達する見込みである。なお、アドバンスプランは電力と非化石価値を固定価格で組み合わせており、契約期間は一般的に5〜10年である。
エネハブの取材によると、パワーエックスは、アドバンスプランで供給する電力を、FIP・非FIT電源から調達しており、同社の他の小売電力プランとは、調達先の電源を分けて管理しているという。調達先には太陽光発電に加え、HSEの完全子会社である、くろしお風力発電が保有する秋田県秋田市の「秋田国見山第一風力発電所」(出力:9.95MW)による電力も含まれる。また、同発電所から非化石証書も調達している。
同プランでは、電力と環境価値を5~10年の固定価格で提供する仕組みを採用しており、供給電力のうち最大で約80%の再エネ比率を実現できるとしている。特定の発電所と個別にPPAを結ぶのではなく、複数の電源をプールする方式を取ることで、企業規模を問わずサービスを提供できる点が特徴だ。
佐賀鉄工所は自動車向けボルトを製造するメーカーで、藤沢工場(延床面積2.34万㎡)のほか、佐賀県内に延床面積が合計で9.5万㎡を超える3つの工場を展開している。