
「チチカカ」などを運営している(画像:スターシーズ)
ファッション販売を主力事業とするスターシーズは7月10日、日本エネルギー総合システム(以下、「JPN」)と提携し、全国50ヵ所で高圧系統用蓄電所(合計:100MW/400MWh)を共同開発・運営すると発表した。2025年7月11日に契約を締結し、同年11月に事業を開始する予定である。
これらの蓄電所はスターシーズが保有し、EPC(設計・調達・建設)およびO&M(運用・保守)はJPNが担当する。スターシーズは、今回の提携によって今後3年間で売上75億円の達成を見込んでいる。
同社は2025年6月、蓄電池メーカーShanghai Robestec Energyと、全国50ヵ所・計400MWhの蓄電所向けに蓄電池システムを供給する業務提携を締結しており、JPNと共同開発する蓄電所にも導入するとみられる。
スターシーズは近年、蓄電所事業に積極的に取り組んでおり、KDDIグループのアグリゲーターであるエナリスとの協議を進めているほか、医療・福祉法人スミレ会グループと提携し、同会が所有する遊休地を活用した蓄電所の開発にも取り組む予定である。
また、同社は2025年6月にJPNから、愛知県豊橋市の蓄電所(2MW/8MWh)の事業用地を取得しているとされるが、これは今回の提携の対象には含まれていない可能性がある。
JPNはこのほかにも、太陽光発電事業を展開する秋山興産から蓄電所2ヵ所(各2MW/8MWh)のEPCおよびO&Mを受注している。また、2024年には鹿児島県霧島市で運転を開始した「霧島蓄電所」(1.99MW/8.13MWh)を、グリーンエナジー&カンパニーおよびDMM.comと共同出資しており、EPCおよびO&Mのみならず、蓄電所も保有している。