
複数の企業と提携している
ファッション販売を主力事業とするスターシーズは4月15日、KDDIグループのアグリゲーターであるエナリスと、系統用蓄電所事業に関する提携に向けた協議を開始したと発表した。
なお、スターシーズは、2025年3月に蓄電所事業に参入することを発表していた。今後は、蓄電所の容量拡大や設置場所の最適化などについて、両社で具体的な検討を進めていくという。
また、スターシーズはエナリスに加え、医療・福祉法人であるスミレ会グループの土地を活用した蓄電所に向けた提携も進めている。
また、建設事業や太陽光発電事業を手掛ける広島県を拠点とするダイサンとも、2025年2月より協議を開始している。ダイサンは土木工事や電気工事の豊富な実績をもとに、2024年6月時点で264件(総出力:500MW)以上の太陽光発電所の施工実績を有するほか、20MW超の自社発電所も保有している。
太陽光や風力の導入が進む中、電力の需給バランスに応じて充放電が可能な蓄電所の需要はますます高まっている。こうした背景から、スターシーズのように電力分野の専門知識を有する企業との提携を通じて、新たに蓄電所事業に参入する企業が増えている。